かなーり久しぶりの更新
お久しぶりです。
mtgはもちろん続けていましたが、なかなか書けてませんでしたね(´・ω・`)
twitterとかの方がお手軽なのは確かですが、DNももっと更新するようにします。
先日はRPTQ イクサランの相克に参加。
実はGP香港へ行ってまして、本戦初日落ち後の二日目はPTQに参加してました。
マルドゥ機体を使用し、5-0-2でスイスラウンドは突破したものの準決勝でBIGs藤本さんに負けてしまい、プロツアー権利まであとちょっと届かずで悔しかったため今回は特に抜けたいと思ってました。
結果から言いますと、8位でフィニッシュし、プロツアーの権利を獲得という最高の結果で終えることができました!
というわけで今回のデッキ選択までの過程とか対戦レポートを簡単に記載します。(長文)
■デッキについて
今回のフォーマットはモダンということで、使用したデッキはアブザンです。
2 《沼》
1 《森》
1 《平地》
1 《神無き祭殿》
1 《草むした墓》
1 《寺院の庭》
4 《新緑の地下墓地》
3 《吹きさらしの荒野》
2 《湿地の干潟》
4 《花盛りの湿地》
2 《乱脈な気孔》
1 《活発な野生林》
-土地(23)-
4 《タルモゴイフ》
3 《残忍な剥ぎ取り》
2 《漁る軟泥》
2 《不屈の追跡者》
2 《包囲サイ》
-クリーチャー(13)-
4 《思考囲い》
3 《致命的な一押し》
3 《流刑への道》
2 《コジレックの審問》
2 《突然の衰微》
1 《集団的蛮行》
4 《未練ある魂》
1 《大渦の脈動》
3 《ヴェールのリリアナ》
1 《最後の望み、リリアナ》
-呪文(24-
3 《大爆発の魔道士》
3 《外科的摘出》
3 《神聖の力線》
2 《石のような静寂》
1 《集団的蛮行》
1 《鞭打つ触手》
1 《衰滅》
1 《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》
-サイドボード(15)-
http://www.hareruyamtg.com/article/category/detail/4705 より引用
いわゆるクラシックアブザンというアーキタイプですかね。
ハンデスと除去で相手の展開を妨害しながら、各種優秀な生物で攻撃をするとてもパワフルなデッキです。
調整等はMOと友人との意見交換を中心に行ってました。
しかし、最初からアブザン決め撃ちで調整していたわけではなく、ここにたどり着くまで紆余曲折ありました・・・
◆デッキ決定まで
初めは使い慣れているグリクシス死の影の細部を調整しながら試してました。
ハンデス、カウンター、死の影による強大なクロックと隙の無いデッキですが、MOリーグで2-3,3-2、果ては1-3を連発し流石にまずいと思い別のデッキを探すことに・・・・(何故勝てなかった理由については思うとこはあるのですが長くなるので割愛します。)
あまり時間は無く、沢山のアーキタイプを試したわけではなかったのですが、バーン、タイタンシフト、トリコトラフト等を試すものの,戦績が揮わない上にしっくり来ず・・
MOメタの上位である、URストームやトロン系や5色人間もリアルでカードを持っていない使いこなすまでの時間や、使いこなした上での細部の調整は難しいということで断念(´・ω・`)
暗礁に乗り上げるというやつですねはい。
ならば、そもそもメタの上位に勝てるデッキはなんだろうか?と考えました。
知っての通りモダンのデッキの種類はかなり多く、すべてのデッキにいい顔(5分以上の相性)をできるデッキは実際存在しません。(たぶん)
要はかなり相性差が激しく出ます。
トップメタと呼ばれるデッキもスタンダードのように支配的な割合(ティムール、赤単合わせて4割みたいな)ではありません。
実際のRPTQのメタゲームブレイクダウンを見ても、一番多いエルドラージトロンでも10%に満たない使用率です。
http://www.hareruyamtg.com/article/category/detail/4714
先ほどのURストームやトロン系や5色人間をトップメタと仮想して、その中でどれかに有利なデッキを持ち込むと、他のデッキには不利、または極端に不利みたいな状況になりかねません(´・ω・`)
モダンはこのようなフォーマットであるため、使いたいデッキを使うというのがある種正義なのかもしれません。
そして考えるの止めた・・
使いたいカードを入れた使いたいデッキで勝てれば文句無しなのですが、勝ちたいのは本音ですので勝つためのデッキを用意しないといけません><
そう考えて最終的に行きついたのがアブザン(白黒緑)でした。
理由
・除去、生物、PWの質がとにかく良く、俗にいうフェアデッキ対決なら決して負けないカードパワー
・ハンデスがあるため、コンボ系にも為す術なく負けることは少ない
・優秀な白いサイドボードカードが取れる
・パワーカードを沢山使うフェアデッキについてはある程度使い方は分かっている
総じて丸いというのが一番大きい理由ですね。
サイド後込みなら、大体のデッキに5分くらいは保てそうな感じ
ジャンド(黒赤緑)でも同じような立ち回りが出来そうではありますが、やはり白いカードをサイドボードに取れることと、未練ある魂がフェアデッキ全般にかなり強いからアブザンにしました。
取れるも除去も、今のモダン環境は稲妻で捌けない生物(タシグル、アンコウ、タルモ、緑タイタン、エルドラージ、死の影)が多く、何でも除去できる流刑への道が取れるのも大きいですね。
ジャンドだとトロンが使用するワームとぐろエンジンとかでggになってしまいます(´・ω・`)
◆調整点
・メイン
細かい一枚一枚の選択理由については長くなるので割愛し今回調整した点だけ。
メインについての調整点は強いて言うなら思考囲いの枚数ですかね。
アブザンのほとんどのリストがコジレックの審問3思考囲い3という配分ですが、自分はコジレックの審問2思考囲い4の方がいいのかなと思ってます。
理由としてアブザンを使っていて落としたいカードは大体4マナ以上だからです(風景の変容、緑タイタン、ウギン、カーン、至高の評決、集合した中隊等)
逆に3マナ以下はキャストされても、大体盤面に触るカード(主に除去)で何とかなります。(衰微も取ってますし。)
もちろん思考囲いにはライフルーズ2点というデメリットは付きまとうので一概にこの配分がいいとは言えないかもですが、上記の苦手なカード達を見るなら思考囲い4ですかね。
・サイド
こちらも一枚一枚は割愛して、今回調整したという点について。
サイドについては衰滅と神聖の力戦ですね調整を加えた点は。
・衰滅
衰滅の枠は普通は滅びになっています。この枠は横に並べてくる系のデッキや、親和等対して入れますが、そういうデッキは-4/-4もあれば流れてくれますし、そのうえでこちらのタルモゴイフや包囲サイを生き残らせる一方的なラスっぽく働くんじゃないかと思い衰滅にしてます。
滅びに比べて無私の霊魂にも耐性がありますね。
衰滅で流せないような単体の生物スペックで勝負してくるデッキは、流刑への道やリリアナがいるためどうにでもなりますね。
・神聖の力線
神聖の力戦についてはメインでは苦手なマッチアップに対しての相性を改善してくれます。
バーンは言わずもがな、メインは不利であるタイタンシフトに対してサイド後に貼ることができれば、本体ダメージが発生しなくなるため、タイタンを捌ければかなり勝利に近づきます。
URストームもぶどう弾ルートを封じ込められるので、ゴブリンを全体除去で捌ければ勝ててしまいますね。
ハンデスを絡めてくるデスシャドウ系やグリクシス系のデッキに対しても有効です。
サイド後に一度見せてしまうと相手も力線の対策カードを入れてくるので過信は禁物ですが、とても有効範囲の広い良いサイドカードですね。
総じてサイドボードに不満は無いのですが、墓地対策枠だけ未だに正解が分からないです・・・
現状は外科的摘出3を墓地対策として取ってますが、虚無の呪文爆弾1と外科的摘出2みたいに散らすことも検討してました。
外科的摘出のいいところは相手のデッキの核となるカードを根こそぎ取り除ける可能性があることですね。(原始のタイタン、風景の変容、ウルザランド、ぶどう弾等)
虚無呪文爆弾はアドバンテージを失わず、かつドレッジや死せる生デッキに対しては劇的に効くという所ですかね。外科的摘出では上記のデッキに対しては効くには効きますが、決定的にはなり辛いです。(運よく死せる生抜ければ決定的ではありますが・・・)
今回はデッキ相性的にトロン系がとにかく辛いと考え、大爆発でウルザランド破壊からの外科的摘出で根こそぎ取り除くことがしたかったため、外科的摘出3にしてます。
他にサイドの調整を友人としている中でロストレガシーとかも候補にあがりましたが、外科的摘出と役割が被りそうなのと、枠の問題で今回は見送りました。
ただ死せる生など一枚のキーカードに賭けてくるようなデッキに対してはクリティカルに刺さるので、どのアーキタイプをサイド後見るかによって採用の可能性はある思います。
そんな感じ調整をしてました(`・ω・´)
アブザンへの路線変更がかなり遅かったため、MOの競技リーグは2回の計10マッチしか回せませんでしたが、4-1、5-0と悪くない感じ。
前日はモダン杯に出てリアルで初めて回すものの、4-2で大コケはせずといった感じ。
本当は1ヵ月くらい前からいろんなデッキを回し、対戦結果をアーキタイプごとにまとめて友人と議論しながらデッキ選択やメインとサイドの調整のようなこともしたかったのですが、時間が無く断念。調整方法の改善は今後の課題ですね。
そんなこんなで本戦へ
■本戦レポート
関東の会場は普段なら晴れる屋ですが、今回は近くのバトロコで行われました。
前回は抜け人数が8人になるギリギリの人数(100人弱くらい)で7回戦でしたが、今回蓋を開けてみると143人(?!)の8回戦ッッ!
一方関西の会場では44人ッッ!
抜ける人数は違うとはいえ、向こうに比べて関東は過酷だなーと思いながら1回戦を待つ。
地元新潟の人とか遠方の知り合いに会うのは同窓会感ありますねw
知り合いが結構いたので、当たりたくはないなーと思いながら1回戦開始
覚えている範囲でレポート
R1 ナヤエヴォリューション
g1:ハンデスで2枚ある復活の声を抜いてからのタルモゴイフ。追加クロックのリンガリングソウル表はバリスタで落とされるも、裏を使って攻める。ミラディンの十字軍出てきたため、地上は止まるもののスピリットでコツコツ。ミラディンの十字軍へのパスは修復天でフィズるが、修復天にはパルス。しかしマナフラッド気味になり、そのうちカメレオンの巨像が出てしまい削り切れずに負け。
g2:カメレオンの巨像はハンデスで落とすも、ミラクルが立ちはだかりパスは引けず。ハンドの衰滅を使えば、相手だけ一方的に流せる場になったが、余破付きのラスをハンデスで覗いたときに確認したためタイミングが難しく膠着状態。膠着状態の中で召喚の調べから悪斬の天使が出てきてしまい、対処しきれずそのまままけ
0ー2負け
まさに白い悪魔にわからされました。ミラクル、カメコロも強すぎるー><
8回戦あり初戦負けのためもう黄色信号(*´ω`*) 気を取り直して次戦へ。
R2 アブザンカンパニー BIGs簗瀬さん
会場ではよくお見掛けするけど、対戦するのは初めてかな?強いプレイヤーと当たってしまったなーと思いました。
g1:ハンデスでリソースを削り、タルモゴイフでビート。リリアナで掌握して勝ちかと思ったけど、中隊からの永遠の証人、中隊回収で危うくなる。その後なんとか除去を引けたり、リンガリングソウル引けて勝ち。
g2:中隊連打されてかなり押し込まれる展開になるが、何とか耐えて膠着状態へ。向こうは賛美付きの極楽鳥で上から殴ってくるが、こちらは剥ぎ取りで応戦。剥ぎ取りで鞭打つ触手が見つかったため、相手のハンドが無いこと確認して8体くらいいた生物を一方的に薙ぎ払い勝ち。
2-0勝ち
R3 バントスピリット
g1:ハンデス撃つと中隊が3枚あったため、一枚落とす。次にハンデス撃つとまた中隊が3枚w引いてるw。リリアナ+でハンド絞った結果、中隊を一度しか撃たれなかったため、タルモとリンガリングソウルで勝ち。
g2:トラフトいる状態で、リリアナをキャスト。呪文捕らえをパスしたら通ったため、リリアナでトラフトを処理。ラストホープリリアナも盤面に追加し、ダブルリリアナにより盤面を制圧して勝ち。
2-0 勝ち
R4 ホロウヴァイン
g1:囲いでホロウを捨てさせる立ち上がり。こちらはリンガリングソウル連打で空中から攻めて、死の影やアンコウを要所、要所でチャンプブロックしながらライフを詰めて包囲サイで勝ち。
g2:死の影連打されたけど、適宜除去で捌いて、リンガリングソウル連打。相手がクロックを引かない間に上から殴って勝ち。
2-0 勝ち
R5 グリクシス影
g1:お互いハンデスでやり取りし、除去しかない状態でリンガリングソウルをトップ。相手の生物が除去しながら、2枚目も引き込み制圧して勝ち
g2:一枚刺しの白力線が初手に来たため設置スタート。ハンデスで覗くと、相手のハンデスが腐っており、リンガリングソウルからのギデオンを着地させる。
ギデオン生物化したら対処できないだろうと油断したら、四肢切断で対処される。ありましたね四肢切断・・(本当にグリクシス影使っていたのか) しかしリンリントークンは捌き切られずそのまま勝ち。
2-0 勝ち
R6 ボロスバーン
g1:相手がワンマリガンでハンデススタートすると、焼尽の猛火×2と土地だったので一枚落とす。返しに裂け目の稲妻待機ゴー。相手の削り切るリソースが不足気味だったため、タルモでクロック刻みつつ、白黒ミシュラも追加で攻撃し始めて勝ち。
g2:初手から力線あったため貼ってスタート。しかし相手のハンドをハンデスで確認すると破壊的な享楽が2枚・・・。一枚落としても割られるので、別のカードを落とす。相手の生物を捌きながらタルモで攻め返す。相手がフラッド気味だったのもあり、最後は集団的蛮行で安全確認(掌とかあるので)しつつタルモで殴り切りで勝ち。
2-0 勝ち
R7 ボロスバーン
g1:お互いワンマリ。相手は裂け目の稲妻待機スタートで、返しに思考囲い。ボロスの魔除けと土地3枚というハンドでボロスの魔除けを落とし、再び帰ってきたターンにタルモ。その次もタルモという具合でタルモビートで押し切って勝ち。
g2:相手は7枚キープ。こちらは初手、初動3t目ハンドの力線無しでマリガン。次の6枚も土地一枚、力線無しマリガン。次の5枚はノーランド力線無し\(^o^)/。この時点では下手に力線見せるの嫌なので、g2は落としてもいいからg3に賭けようと思いキープ。占術でトップが土地のためそのままトップ。次も運よく土地を引けハンデスをすると、クリーチャー無しの火力ハンド。場にもクリーチャーがおらず、残忍な剥ぎ取りが殴れる状態まで持って行き、回答を探す。2回目の攻撃通したとことで力線が見つかり、こちらのライフは2。相手にトップされなければ力線を貼れる状況。結果相手のターンのアクションは無く、力線を恐る恐るキャストし対応も無く通る。漁る軟泥を戦線に加え、殴り切って勝ち。
2-0 勝ち
7回戦終了時点で6-1。初戦負けから次IDで抜けれる可能性があるというとこまで来ました。
7回戦終了時のスタンディングを確認すると18点以上が8人で自分はその中で最下位。下は16点が二人で9位の方よりもオポは勝っているという状況
この状況8回戦目にガチるかIDするか意見が分かれるかもしれませんが、IDした方が抜けれる可能性がありそうだということでIDを選択
R8 ID
最終戦績は6-1-1で終了
あとはお祈りタイム・・・( ˘ω˘ )
そして最終順位の発表・・・自分の順位は・・・・
8位ッッ!
RPTQを突破し、目標のプロツアーの権利を獲得することができましたッッ!
■終わりに
ここからが本番であることは重々承知ですが、突破が決まった瞬間はとてもうれしかったです。(最後IDした方とも喜び合いました)
苦手なトロン系に当たっていないのも勝てた要因のひとつなのかなと思います。
デッキついてのサイドインアウトとかも他にもいろいろ書きたいけどさらに長くなるので割愛します。
調整を手伝ってくれたでっかっちゃんと構築のアドバイスをしてくれたあつきちゃんには改めて感謝ッッ!
現場や飲み会で祝ってくれた皆さんや、twitterでお祝いのメッセージ送ってくれた皆さんありがとうございます!
twitterについては全て返信はできていませんが、全て見させて貰ってます。
上でも言いましたが、ここからが本番です(`・ω・´)
プロツアーのフォーマットはイクサランの相克後のモダンということで、そこまで環境に大きく変化はないのではと予想しているので、今から少しづつでも準備が可能です。
前回はあまり勝つことができなかった分、十分に準備して臨み、今回は頑張りたいですね!
例のごとく0回戦からのスタートとなりますがそこは何とかしたいと思います。(スペイン遠いなぁ)
本番のプロツアーまでまだ期間はあり、その間の年末はイベントが沢山ありますので、次の目標に向けてまた頑張ります。
ここまでかなり長くなりましたが、読んでいただきありがとうございました。
ではまたー
お久しぶりです。
mtgはもちろん続けていましたが、なかなか書けてませんでしたね(´・ω・`)
twitterとかの方がお手軽なのは確かですが、DNももっと更新するようにします。
先日はRPTQ イクサランの相克に参加。
実はGP香港へ行ってまして、本戦初日落ち後の二日目はPTQに参加してました。
マルドゥ機体を使用し、5-0-2でスイスラウンドは突破したものの準決勝でBIGs藤本さんに負けてしまい、プロツアー権利まであとちょっと届かずで悔しかったため今回は特に抜けたいと思ってました。
結果から言いますと、8位でフィニッシュし、プロツアーの権利を獲得という最高の結果で終えることができました!
というわけで今回のデッキ選択までの過程とか対戦レポートを簡単に記載します。(長文)
■デッキについて
今回のフォーマットはモダンということで、使用したデッキはアブザンです。
2 《沼》
1 《森》
1 《平地》
1 《神無き祭殿》
1 《草むした墓》
1 《寺院の庭》
4 《新緑の地下墓地》
3 《吹きさらしの荒野》
2 《湿地の干潟》
4 《花盛りの湿地》
2 《乱脈な気孔》
1 《活発な野生林》
-土地(23)-
4 《タルモゴイフ》
3 《残忍な剥ぎ取り》
2 《漁る軟泥》
2 《不屈の追跡者》
2 《包囲サイ》
-クリーチャー(13)-
4 《思考囲い》
3 《致命的な一押し》
3 《流刑への道》
2 《コジレックの審問》
2 《突然の衰微》
1 《集団的蛮行》
4 《未練ある魂》
1 《大渦の脈動》
3 《ヴェールのリリアナ》
1 《最後の望み、リリアナ》
-呪文(24-
3 《大爆発の魔道士》
3 《外科的摘出》
3 《神聖の力線》
2 《石のような静寂》
1 《集団的蛮行》
1 《鞭打つ触手》
1 《衰滅》
1 《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》
-サイドボード(15)-
http://www.hareruyamtg.com/article/category/detail/4705 より引用
いわゆるクラシックアブザンというアーキタイプですかね。
ハンデスと除去で相手の展開を妨害しながら、各種優秀な生物で攻撃をするとてもパワフルなデッキです。
調整等はMOと友人との意見交換を中心に行ってました。
しかし、最初からアブザン決め撃ちで調整していたわけではなく、ここにたどり着くまで紆余曲折ありました・・・
◆デッキ決定まで
初めは使い慣れているグリクシス死の影の細部を調整しながら試してました。
ハンデス、カウンター、死の影による強大なクロックと隙の無いデッキですが、MOリーグで2-3,3-2、果ては1-3を連発し流石にまずいと思い別のデッキを探すことに・・・・(何故勝てなかった理由については思うとこはあるのですが長くなるので割愛します。)
あまり時間は無く、沢山のアーキタイプを試したわけではなかったのですが、バーン、タイタンシフト、トリコトラフト等を試すものの,戦績が揮わない上にしっくり来ず・・
MOメタの上位である、URストームやトロン系や5色人間も
暗礁に乗り上げるというやつですねはい。
ならば、そもそもメタの上位に勝てるデッキはなんだろうか?と考えました。
知っての通りモダンのデッキの種類はかなり多く、すべてのデッキにいい顔(5分以上の相性)をできるデッキは実際存在しません。(たぶん)
要はかなり相性差が激しく出ます。
トップメタと呼ばれるデッキもスタンダードのように支配的な割合(ティムール、赤単合わせて4割みたいな)ではありません。
実際のRPTQのメタゲームブレイクダウンを見ても、一番多いエルドラージトロンでも10%に満たない使用率です。
http://www.hareruyamtg.com/article/category/detail/4714
先ほどのURストームやトロン系や5色人間をトップメタと仮想して、その中でどれかに有利なデッキを持ち込むと、他のデッキには不利、または極端に不利みたいな状況になりかねません(´・ω・`)
モダンはこのようなフォーマットであるため、使いたいデッキを使うというのがある種正義なのかもしれません。
使いたいカードを入れた使いたいデッキで勝てれば文句無しなのですが、勝ちたいのは本音ですので勝つためのデッキを用意しないといけません><
そう考えて最終的に行きついたのがアブザン(白黒緑)でした。
理由
・除去、生物、PWの質がとにかく良く、俗にいうフェアデッキ対決なら決して負けないカードパワー
・ハンデスがあるため、コンボ系にも為す術なく負けることは少ない
・優秀な白いサイドボードカードが取れる
・パワーカードを沢山使うフェアデッキについてはある程度使い方は分かっている
総じて丸いというのが一番大きい理由ですね。
サイド後込みなら、大体のデッキに5分くらいは保てそうな感じ
ジャンド(黒赤緑)でも同じような立ち回りが出来そうではありますが、やはり白いカードをサイドボードに取れることと、未練ある魂がフェアデッキ全般にかなり強いからアブザンにしました。
取れるも除去も、今のモダン環境は稲妻で捌けない生物(タシグル、アンコウ、タルモ、緑タイタン、エルドラージ、死の影)が多く、何でも除去できる流刑への道が取れるのも大きいですね。
ジャンドだとトロンが使用するワームとぐろエンジンとかでggになってしまいます(´・ω・`)
◆調整点
・メイン
細かい一枚一枚の選択理由については長くなるので割愛し今回調整した点だけ。
メインについての調整点は強いて言うなら思考囲いの枚数ですかね。
アブザンのほとんどのリストがコジレックの審問3思考囲い3という配分ですが、自分はコジレックの審問2思考囲い4の方がいいのかなと思ってます。
理由としてアブザンを使っていて落としたいカードは大体4マナ以上だからです(風景の変容、緑タイタン、ウギン、カーン、至高の評決、集合した中隊等)
逆に3マナ以下はキャストされても、大体盤面に触るカード(主に除去)で何とかなります。(衰微も取ってますし。)
もちろん思考囲いにはライフルーズ2点というデメリットは付きまとうので一概にこの配分がいいとは言えないかもですが、上記の苦手なカード達を見るなら思考囲い4ですかね。
・サイド
こちらも一枚一枚は割愛して、今回調整したという点について。
サイドについては衰滅と神聖の力戦ですね調整を加えた点は。
・衰滅
衰滅の枠は普通は滅びになっています。この枠は横に並べてくる系のデッキや、親和等対して入れますが、そういうデッキは-4/-4もあれば流れてくれますし、そのうえでこちらのタルモゴイフや包囲サイを生き残らせる一方的なラスっぽく働くんじゃないかと思い衰滅にしてます。
滅びに比べて無私の霊魂にも耐性がありますね。
衰滅で流せないような単体の生物スペックで勝負してくるデッキは、流刑への道やリリアナがいるためどうにでもなりますね。
・神聖の力線
神聖の力戦についてはメインでは苦手なマッチアップに対しての相性を改善してくれます。
バーンは言わずもがな、メインは不利であるタイタンシフトに対してサイド後に貼ることができれば、本体ダメージが発生しなくなるため、タイタンを捌ければかなり勝利に近づきます。
URストームもぶどう弾ルートを封じ込められるので、ゴブリンを全体除去で捌ければ勝ててしまいますね。
ハンデスを絡めてくるデスシャドウ系やグリクシス系のデッキに対しても有効です。
サイド後に一度見せてしまうと相手も力線の対策カードを入れてくるので過信は禁物ですが、とても有効範囲の広い良いサイドカードですね。
総じてサイドボードに不満は無いのですが、墓地対策枠だけ未だに正解が分からないです・・・
現状は外科的摘出3を墓地対策として取ってますが、虚無の呪文爆弾1と外科的摘出2みたいに散らすことも検討してました。
外科的摘出のいいところは相手のデッキの核となるカードを根こそぎ取り除ける可能性があることですね。(原始のタイタン、風景の変容、ウルザランド、ぶどう弾等)
虚無呪文爆弾はアドバンテージを失わず、かつドレッジや死せる生デッキに対しては劇的に効くという所ですかね。外科的摘出では上記のデッキに対しては効くには効きますが、決定的にはなり辛いです。(運よく死せる生抜ければ決定的ではありますが・・・)
今回はデッキ相性的にトロン系がとにかく辛いと考え、大爆発でウルザランド破壊からの外科的摘出で根こそぎ取り除くことがしたかったため、外科的摘出3にしてます。
他にサイドの調整を友人としている中でロストレガシーとかも候補にあがりましたが、外科的摘出と役割が被りそうなのと、枠の問題で今回は見送りました。
ただ死せる生など一枚のキーカードに賭けてくるようなデッキに対してはクリティカルに刺さるので、どのアーキタイプをサイド後見るかによって採用の可能性はある思います。
そんな感じ調整をしてました(`・ω・´)
アブザンへの路線変更がかなり遅かったため、MOの競技リーグは2回の計10マッチしか回せませんでしたが、4-1、5-0と悪くない感じ。
前日はモダン杯に出てリアルで初めて回すものの、4-2で大コケはせずといった感じ。
本当は1ヵ月くらい前からいろんなデッキを回し、対戦結果をアーキタイプごとにまとめて友人と議論しながらデッキ選択やメインとサイドの調整のようなこともしたかったのですが、時間が無く断念。調整方法の改善は今後の課題ですね。
そんなこんなで本戦へ
■本戦レポート
関東の会場は普段なら晴れる屋ですが、今回は近くのバトロコで行われました。
前回は抜け人数が8人になるギリギリの人数(100人弱くらい)で7回戦でしたが、今回蓋を開けてみると143人(?!)の8回戦ッッ!
一方関西の会場では44人ッッ!
抜ける人数は違うとはいえ、向こうに比べて関東は過酷だなーと思いながら1回戦を待つ。
地元新潟の人とか遠方の知り合いに会うのは同窓会感ありますねw
知り合いが結構いたので、当たりたくはないなーと思いながら1回戦開始
覚えている範囲でレポート
R1 ナヤエヴォリューション
g1:ハンデスで2枚ある復活の声を抜いてからのタルモゴイフ。追加クロックのリンガリングソウル表はバリスタで落とされるも、裏を使って攻める。ミラディンの十字軍出てきたため、地上は止まるもののスピリットでコツコツ。ミラディンの十字軍へのパスは修復天でフィズるが、修復天にはパルス。しかしマナフラッド気味になり、そのうちカメレオンの巨像が出てしまい削り切れずに負け。
g2:カメレオンの巨像はハンデスで落とすも、ミラクルが立ちはだかりパスは引けず。ハンドの衰滅を使えば、相手だけ一方的に流せる場になったが、余破付きのラスをハンデスで覗いたときに確認したためタイミングが難しく膠着状態。膠着状態の中で召喚の調べから悪斬の天使が出てきてしまい、対処しきれずそのまままけ
0ー2負け
まさに白い悪魔にわからされました。ミラクル、カメコロも強すぎるー><
8回戦あり初戦負けのためもう黄色信号(*´ω`*) 気を取り直して次戦へ。
R2 アブザンカンパニー BIGs簗瀬さん
会場ではよくお見掛けするけど、対戦するのは初めてかな?強いプレイヤーと当たってしまったなーと思いました。
g1:ハンデスでリソースを削り、タルモゴイフでビート。リリアナで掌握して勝ちかと思ったけど、中隊からの永遠の証人、中隊回収で危うくなる。その後なんとか除去を引けたり、リンガリングソウル引けて勝ち。
g2:中隊連打されてかなり押し込まれる展開になるが、何とか耐えて膠着状態へ。向こうは賛美付きの極楽鳥で上から殴ってくるが、こちらは剥ぎ取りで応戦。剥ぎ取りで鞭打つ触手が見つかったため、相手のハンドが無いこと確認して8体くらいいた生物を一方的に薙ぎ払い勝ち。
2-0勝ち
R3 バントスピリット
g1:ハンデス撃つと中隊が3枚あったため、一枚落とす。次にハンデス撃つとまた中隊が3枚w引いてるw。リリアナ+でハンド絞った結果、中隊を一度しか撃たれなかったため、タルモとリンガリングソウルで勝ち。
g2:トラフトいる状態で、リリアナをキャスト。呪文捕らえをパスしたら通ったため、リリアナでトラフトを処理。ラストホープリリアナも盤面に追加し、ダブルリリアナにより盤面を制圧して勝ち。
2-0 勝ち
R4 ホロウヴァイン
g1:囲いでホロウを捨てさせる立ち上がり。こちらはリンガリングソウル連打で空中から攻めて、死の影やアンコウを要所、要所でチャンプブロックしながらライフを詰めて包囲サイで勝ち。
g2:死の影連打されたけど、適宜除去で捌いて、リンガリングソウル連打。相手がクロックを引かない間に上から殴って勝ち。
2-0 勝ち
R5 グリクシス影
g1:お互いハンデスでやり取りし、除去しかない状態でリンガリングソウルをトップ。相手の生物が除去しながら、2枚目も引き込み制圧して勝ち
g2:一枚刺しの白力線が初手に来たため設置スタート。ハンデスで覗くと、相手のハンデスが腐っており、リンガリングソウルからのギデオンを着地させる。
ギデオン生物化したら対処できないだろうと油断したら、四肢切断で対処される。ありましたね四肢切断・・
2-0 勝ち
R6 ボロスバーン
g1:相手がワンマリガンでハンデススタートすると、焼尽の猛火×2と土地だったので一枚落とす。返しに裂け目の稲妻待機ゴー。相手の削り切るリソースが不足気味だったため、タルモでクロック刻みつつ、白黒ミシュラも追加で攻撃し始めて勝ち。
g2:初手から力線あったため貼ってスタート。しかし相手のハンドをハンデスで確認すると破壊的な享楽が2枚・・・。一枚落としても割られるので、別のカードを落とす。相手の生物を捌きながらタルモで攻め返す。相手がフラッド気味だったのもあり、最後は集団的蛮行で安全確認(掌とかあるので)しつつタルモで殴り切りで勝ち。
2-0 勝ち
R7 ボロスバーン
g1:お互いワンマリ。相手は裂け目の稲妻待機スタートで、返しに思考囲い。ボロスの魔除けと土地3枚というハンドでボロスの魔除けを落とし、再び帰ってきたターンにタルモ。その次もタルモという具合でタルモビートで押し切って勝ち。
g2:相手は7枚キープ。こちらは初手、初動3t目ハンドの力線無しでマリガン。次の6枚も土地一枚、力線無しマリガン。次の5枚はノーランド力線無し\(^o^)/。この時点では下手に力線見せるの嫌なので、g2は落としてもいいからg3に賭けようと思いキープ。占術でトップが土地のためそのままトップ。次も運よく土地を引けハンデスをすると、クリーチャー無しの火力ハンド。場にもクリーチャーがおらず、残忍な剥ぎ取りが殴れる状態まで持って行き、回答を探す。2回目の攻撃通したとことで力線が見つかり、こちらのライフは2。相手にトップされなければ力線を貼れる状況。結果相手のターンのアクションは無く、力線を恐る恐るキャストし対応も無く通る。漁る軟泥を戦線に加え、殴り切って勝ち。
2-0 勝ち
7回戦終了時点で6-1。初戦負けから次IDで抜けれる可能性があるというとこまで来ました。
7回戦終了時のスタンディングを確認すると18点以上が8人で自分はその中で最下位。下は16点が二人で9位の方よりもオポは勝っているという状況
この状況8回戦目にガチるかIDするか意見が分かれるかもしれませんが、IDした方が抜けれる可能性がありそうだということでIDを選択
R8 ID
最終戦績は6-1-1で終了
あとはお祈りタイム・・・( ˘ω˘ )
そして最終順位の発表・・・自分の順位は・・・・
8位ッッ!
RPTQを突破し、目標のプロツアーの権利を獲得することができましたッッ!
■終わりに
ここからが本番であることは重々承知ですが、突破が決まった瞬間はとてもうれしかったです。(最後IDした方とも喜び合いました)
苦手なトロン系に当たっていないのも勝てた要因のひとつなのかなと思います。
デッキついてのサイドインアウトとかも他にもいろいろ書きたいけどさらに長くなるので割愛します。
調整を手伝ってくれたでっかっちゃんと構築のアドバイスをしてくれたあつきちゃんには改めて感謝ッッ!
現場や飲み会で祝ってくれた皆さんや、twitterでお祝いのメッセージ送ってくれた皆さんありがとうございます!
twitterについては全て返信はできていませんが、全て見させて貰ってます。
上でも言いましたが、ここからが本番です(`・ω・´)
プロツアーのフォーマットはイクサランの相克後のモダンということで、そこまで環境に大きく変化はないのではと予想しているので、今から少しづつでも準備が可能です。
前回はあまり勝つことができなかった分、十分に準備して臨み、今回は頑張りたいですね!
例のごとく0回戦からのスタートとなりますがそこは何とかしたいと思います。(スペイン遠いなぁ)
本番のプロツアーまでまだ期間はあり、その間の年末はイベントが沢山ありますので、次の目標に向けてまた頑張ります。
ここまでかなり長くなりましたが、読んでいただきありがとうございました。
ではまたー
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